教育学修士2年目に突入して芽生え始めたGrowth mindset
大学院生活スタートから怒涛の一年、気づけばあっという間に合計7つのコースワークを終了し二年目に突入!コース自体は、短期集中講座に追われた地獄の夏を気力と気迫で乗り越えてから若干気持ちに余裕が生まれたものの(開き直った)、5月から新たにパートタイムで始めた大学内の仕事量が増えてきて、そちらにてんやわんや!なかなか落ち着くのは先の模様です。 とはいえ、この仕事も自分の興味どまんなか。「包摂的な学習環境やコミュニティをどのようにつくっていくか」について学科で探求を継続しながら、仕事場をプレイングフィールドとして実験できるので、実践重視の私にはなかなか理想的な環境が整ってきたと言えるでしょう!さらに、大学院生の家族に向けたサポートシステム構築に挑戦したいと手を挙げてからは、この数年のカナダでの子育て経験やママ友・パパ友たちとの繋がり自体が仕事にも役立つようになってきて、いよいよ学業・仕事・生活の境目が曖昧になってきた。私は自分自身は「プライベートはプライベート」と割り切りたいタイプだとも思っていたけれど、いざプライベート!といっても無趣味とずぼらが影響して大したこともなく(笑)結局プロジェクトを考えたりが好きなので、このスタイルも悪くないのかもしれない。といいつつ多少ゆっくり温泉でも行きたいなー! そして最近ほんのりわずかに育ちつつある自信。しんどさやチャレンジを乗り越えるたびに少しづつ、先月できなかった今日できることが増えてきて積み上がって来ている感覚があります。クラスのディスカッションでの発言とか、会議での報告とか・・・もちろん誰かと比べると、まだまだ英語の壁もスキルの壁もチョモランマ級で、恥ずかしい思いをすることも多いけれど。それでも、「失敗怖い!やりたくない」から、「自分は何をやってもダメなんだ」とまで思い詰めつつあった数年前に比べて、随分、マインドセットが変わってきていることを実感。俗に言う、Growth mindsetというやつですね。過去の減点方式とはさよならして、少し実力以上と感じることでも、まずは、「やる」と決めて周囲に「やる」伝えること。その日まで最大限練習や準備を積み重ねること。その日、全集中!!(もう古い?)ベストを尽くすこと。その後の振り返りでうまくできなかったことを明確にして、そこへの次のアプローチを考えること。その過程で他者からアドバイスをもらい実践すること。←もう、この、「うまくできない部分がある前提」とで、上記のプロセスを繰り返していこう!というのが、自分の一番変化したマインドセットの部分だと思います。こういった気持ちは、正直、超小心者の自分には日本という環境では保ちにくかった部分。どうしても、細かい点で、求められるアウトプット水準が高い日本社会。他の誰かにとってはそれほど難しくないことでも私にとってはいつも地雷原を歩くような気持ちで、失敗しないように、失敗しないようにと、意識がそればかりに行っていました。十分に根回して、慎重に、いやむしろできなさそうなこと、余計なことはしない、始めないというのが一番の優先事項。私自信の気質と合わさると、自分で自分をしばり付けて、なかなか前に進めない感じになっていた気が・・・。 でも、今私がいるおおらかバンザイ!挑戦することが正義!のカルチャーは、自分の心配性な気質を緩和してくれ、割とクリエイティブで自発的な部分をうまく引き出してくれるので、アイデイアを出してみて、作ってみて、走りながら発展、軌道修正していく、ということがしやすいし、それ自体が楽しいです!そんなわけで、自分に合う水というのはやっぱり大事な気がします。 と、話はかなりずれてしまったけれど、そろそろ学業も佳境に。最終プロジェクトのテーマを決めるまでもあと僅かなので、おもいきり興味分野にimmerse myselfしながら、読んで読んで読みまくり、書いて書いて書きまくり、できることなら教育者の実践に役立つリソースづくりを思い切り勧めて行きたいと意気込んでます。 そんでもって、また「繋がれ北海道のこどもたち!(仮)」や「大自然!ローカルならではの体験づくり(仮)」のプロジェクトも一つまた進められるといいな。